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化学のマイナーな反応【高校化学】

$\require{mhchem}$ 入試ではまず問われない、資料集にさりげなく載っているものやもっと知られていないであろうものをまとめました。

フルクトースと$\ce{Ca(OH)_2}$の反応

難溶性の$\ce{C6H12O6・Ca(OH)2・H2O}$ が生成します。フルクトースが存在しているかどうかを確かめたくて方法を探しているときに見つけた反応です。
フルクトースを分離したい時に使えます。

スクロースと$\ce{Fe^3+}$

スクロースと$\ce{Fe^3+}$と水を混合して加熱すると、どこかのタイミングで$\ce{Fe^3+}$の色が消えます。

恐らくスクロース加水分解してグルコースとフルクトースになることで$\ce{Fe^3+}$が還元されて、$\ce{Fe^3+}$→$\ce{Fe^2+}$となるので色が消えたように見えるのだと思います。
(残った$\ce{Fe^2+}$は淡緑色ですが、$\ce{Fe^2+}$の色が薄く無色に見えたから色が消えたように見えたのでしょう。)

なぜ恐らくと言っているのかというと、これは私が偶然発見したからなのです。

この反応はスクロース加水分解のタイミングを知るためくらいにしか使いようがない気がします。マイナーどころじゃありませんねこれは。

$\ce{Cu^2+}$と濃塩酸、$\ce{Cu^2+}$と$\ce{K4[Fe(CN)_6]}$の反応

$\ce{Cu^2+}$と濃塩酸を反応させると、$\ce{[CuCl4]^2-}$などの$\ce{Cl-}$が配位した黄緑色の錯イオン溶液になります。

$\ce{Cu^2+}$と$\ce{K4[Fe(CN)_6]}$を反応させると、$\ce{Cu2[Fe(CN)_6]}$の赤褐色沈殿が生成します。

いずれの反応も資料集にしっかりと記載されていますが、入試に出ることはまあないでしょう。$\ce{K4[Fe(CN)_6]}$は$\ce{Fe^3+}$としか反応しないと思っていた方も多いのではないでしょうか。

ポリビニルアルコールと$\ce{I2}$

デンプンにヨウ素ヨウ化カリウム溶液を加えると紫色に呈色するのは有名ですが、ポリビニルアルコールもデンプンと同様にらせん構造をとるので、らせん構造の中にヨウ素分子が入り込んで紫色に呈色します。

アセチリド(銀以外)

アセチリドは銀だけじゃなくて銅もあります。銅アセチリドは赤色の沈殿です。

また、アセチリドは右のような形($\ce{R≡C-H}$)であればHが銀や銅に置き換わって生成します。例えば銀フェニルアセチリドなんてものがあり、これには爆発性がありません。アセチリドならなんにでも爆発性があるというわけではないのです。

銅、銀があるのなら金もありそうですが、予想通り金アセチリドもあるようです。 金銀銅アセチリドはすべて爆発性を持ちます。

反応の話を忘れていました。$\ce{R≡C-H}$のように末端に三重結合がある有機化合物は金銀銅とアセチリドをつくって沈殿してくれるので、末端の三重結合の有無を確認できます。