大学生の雑記

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A, Bは正則行列⇔ABは正則行列の証明


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行列A,Bが正則であることとABが正則であることは同値であることを証明する。
➀十分性
AB=Mとすると、
\begin{align}
A&=ABB^{-1}=MB^{-1}\\
I&=AA^{-1}=ABB^{-1}A^{-1}=MB^{-1}A^{-1}=MC\\
\end{align}
同様に
\begin{align}
B&=A^{-1}AB=A^{-1}M\\
I&=B^{-1}B=B^{-1}A^{-1}M=CM\\
\end{align}
よってI=MC=CMが成り立つのでMは正則で、その逆行列C=B^{-1}A^{-1}

➁必要性
ABは正則より、逆行列C=(AB)^{-1}が存在してMC=CM=I。よって
\begin{align}
I&=MC=AB(AB)^{-1}\\
A^{-1}&=A^{-1}AB(AB)^{-1}=B(AB)^{-1}\\
AA^{-1}&=AB(AB)^{-1}=I\\
\end{align}
また
\begin{align}
I&=CM=(AB)^{-1}AB\\
B^{-1}&=(AB)^{-1}ABB^{-1}=(AB)^{-1}A\\
B^{-1}B&=(AB)^{-1}AB=I\\
\end{align}
したがってA,Bは正則。

以上よりA,Bが正則であることとABが正則であることが同値であることが示された。