大学生の雑記

色々なものを書いています 旧:旧帝大生の雑記ブログ

ここ最近見つけたキノコ

最近発見したキノコを写真とともに紹介します。

機会があれば公園や森なんかに行ってキノコを探してみたいです。


1.ヒメコガサ?ヒナノヒガサ?


2020年10月撮影。

数センチもないほど小さい可愛らしいキノコです。1枚目の写真のように苔の上にたくさん生えていました。2021年、2022年ともに同じ場所に同じように群生していたので毎年生えてくるみたいです。

2枚目はやたら大きく見えますがこれはスマホを逆さまにして接写したからです。

ヒメコガサとヒナノヒガサ両方の写真を探してみたのですが、ネットに載っている画像より明らかに色鮮やかで丸っこいので、どちらに当てはまるのか、はたまたどちらでもないのか、わかりませんでした。



2.サマツモドキ?



こちらも10月に撮影したもの。

Google画像検索で調べたところサマツモドキと出てきまして、それっぽいのでサマツモドキだと勝手に思っています。

サマツモドキの写真と見比べてみると、確かに傘の表面の質感や柄の上部のみクリーム色であるところはサマツモドキと同じように見えます。ただ色がオレンジすぎるような。



3.ニガクリタケ

クリタケより黄色い

これはニガクリタケかな。

傘が黄色で中心部が黄褐色でまんじゅう型、そして束生していました。

ただ変わっているのは、木の切り株に生えているわけでも倒木に生えているわけでもなく、何もない地面に直接束生しているところですね。調べたところ必ず木に生えているとは書かれていないので、ニガクリタケでないとは言えないですが...

ニガクリタケって名前の通り猛烈に苦く、特に化学物質のような苦味を持つそうです。一度齧ってみたいものです。

4.その他名前のわからないキノコ

なんのキノコかよくわからないので写真だけ並べておきます。


【高校化学】エステル合成反応の覚えておきたい重要な4つのポイント

エステル合成反応において覚えておくべきポイントをまとめました。

なぜ濃硫酸を加えるのか

濃硫酸触媒として働きます。酸触媒を加えないと反応速度が遅すぎて反応終了まで時間がかかるからです。


濃硫酸でないといけない理由/無水アルコール、無水酢酸(氷酢酸)を使う理由

エステル化反応の反応式は下のように平衡になっています。


\displaystyle\rm{R-COOH + R'-OH ⇔ R-COO-R' + H}


もし反応前に水が大量に存在すると、ルシャトリエの原理に従い平衡が左に偏ります。

その結果エステルの得られる量が減少してしまいます。

エステルを得るためにやる以上エステルをより多く得たいので、水をできるだけ減らし、平衡を右に偏らせるために無水物を使います。


濃硫酸は他の酸と違い濃度が98%と非常に高いため、無水に近く(濃塩酸は36%くらい、濃硝酸は70%くらい)、不揮発性です。

触媒が揮発してしまうと反応が妨げられます。なので不揮発性の酸であることも必要なんです。


なお、第一級アルコールを用いた反応の時に硝酸を使うと、アルコールが酸化されてカルボン酸になってしまうため、硝酸を使用することはできません。一方、塩酸を触媒に使うエステル合成反応は一応あるそうです。

アルコールをたくさん入れる

先ほどの平衡で考えます。

アルコールがたくさん入っていると、ルシャトリエの原理に従い平衡が右に偏るのでエステルをより多く得られます。

また、アルコールは揮発性が高いのですぐに揮発してしまいます。

揮発した分は還流冷却器である程度戻すことができますが、蒸発に完全に追いつくことはできません。そのため、揮発分を補うためにもアルコールを多量に入れておく必要があります。

エステル合成後

①反応液を蒸留することでエステルと未反応物の混合物を取り出す。

濃硫酸は揮発せずそのまま残るため取り除くことができます。

エーテルで抽出する際には、炭酸水素ナトリウムを十分量加える。

未反応のカルボン酸を炭酸水素ナトリウムで中和することでカルボン酸はカルボン酸イオンになります。

それによりエステル層から水層に溶け出すので未反応のカルボン酸を取り除くことができます。

また、炭酸水素ナトリウムで中和すると二酸化炭素が発生するので、ガス抜きを行わなければならないことを忘れないでください。そうしないと爆発の危険性があります。

エーテル層に塩化カルシウム水溶液を加える。

これはエーテル層のアルコールを水層に移動させて取り除くためです。アルコールは塩化カルシウムと付加化合物を作り溶解します。

補足:そのため無水塩化カルシウムはアルコールの乾燥には使用できません。

④水を取り除くために無水塩化カルシウムか無水硫酸ナトリウムを加え、ろ過と蒸留をして処理を終了する。

水が取り除かれると濁りが消え透明になります。これにより水が除去できたとわかります。



エステル合成反応はよく問われるので重要ポイントを理解ししっかり暗記しましょう。


他の記事
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地理Bまとめ⑩ - ヨーロッパの農林水産業

EU内の多くの国で遺伝子組み換え作物は栽培されていない。

北欧

氷河のせいでやせ地になっているので農業はあまり行われていない。

スウェーデンフィンランド
林業が盛んで紙・パルプ生産も行われている。

ノルウェー
フィヨルドでサケの養殖
フィヨルドU字谷

デンマーク
畜産業が盛んで特に豚肉の生産量が多い。

デンマーク(とオランダ)の土地生産性はとても高い。

畜産が多いわりに土地使用割合において耕地率が60%ほどもあるのは、家畜を舎飼いしているのと飼料生産をしているから。

西欧

北海のドッガーバンクで漁業が盛ん。タラ、ニシンなどが取れる。

イギリス
牧羊が盛んで、羊毛生産量が「ヨーロッパ内で」1位。

オランダ
デンマークと同じく土地生産性がとても高い。

干拓地で酪農を、海岸砂丘で野菜や花卉の生産(園芸農業)を行っている。

ドイツ
混合農業が盛ん。豚肉、ライ麦の生産が多い。

フランス
地中海沿岸でオリーブ、ブドウ、オレンジなどを育てている。
小麦の生産量がヨーロッパ1位でEUの穀倉と呼ばれている。

パリ盆地にあるケスタにおいて、急斜面の部分でブドウ、緩斜面で小麦を育てている。急斜面は日当たりが良いのでブドウの栽培に適している。

またパリ盆地はブドウ栽培の北限でもある。その北にあるロンドン盆地のケスタではブドウはほとんど作られていない。

南欧

地中海沿岸なのでオリーブ、ブドウ、オレンジ、コルクガシの生産が盛ん。

イタリア北部では沖積平野で稲作を行っている。ここが米の栽培北限の一つでもある。

東欧

西欧と比べて自給的な農業で、農業生産性が低い。

ハンガリーのプスタ(レス)で小麦、トウモロコシ生産。

【高校化学】マイナーな化学反応集

$\require{mhchem}$

フルクトースと$\ce{Ca(OH)_2}$の反応

難溶性の$\ce{C6H12O6・Ca(OH)2・H2O}$ が生成します。フルクトースが存在しているかどうかを確かめたくて方法を探しているときに見つけた反応です。
フルクトースを分離したい時に使えます。

スクロースと$\ce{Fe^3+}$

スクロースと$\ce{Fe^3+}$と水を混合して加熱すると、どこかのタイミングで$\ce{Fe^3+}$の色が消えます。

恐らくスクロース加水分解してグルコースとフルクトースになることで$\ce{Fe^3+}$が還元されて、$\ce{Fe^3+}$→$\ce{Fe^2+}$となるので色が消えたように見えるのだと思います。
(残った$\ce{Fe^2+}$は淡緑色ですが、$\ce{Fe^2+}$の色が薄く無色に見えたから色が消えたように見えたのでしょう。)

この反応はスクロース加水分解のタイミングを知るためくらいにしか使いようがない気がします。

$\ce{Cu^2+}$と濃塩酸、$\ce{Cu^2+}$と$\ce{K4[Fe(CN)_6]}$の反応

$\ce{Cu^2+}$と濃塩酸を反応させると、$\ce{[CuCl4]^2-}$などの$\ce{Cl-}$が配位した黄緑色の錯イオン溶液になります。

$\ce{Cu^2+}$と$\ce{K4[Fe(CN)_6]}$を反応させると、$\ce{Cu2[Fe(CN)_6]}$の赤褐色沈殿が生成します。

いずれの反応も資料集にしっかりと記載されてはいますが、入試に出ることはないでしょう。

$\ce{K4[Fe(CN)_6]}$は$\ce{Fe^3+}$としか反応しないと思っていた方も多いのではないでしょうか。

アセチリド(銀以外)

アセチリドは銀だけじゃなくて銅もあります。銅アセチリドは赤色の沈殿です。

また、アセチリドは右のような形($\ce{R≡C-H}$)であればHが銀や銅に置き換わって生成します。例えば銀フェニルアセチリドなんてものがあり、これには爆発性がありません。アセチリドならなんにでも爆発性があるというわけではないみたいです。

銅、銀があるのなら金もありそうですが、やはり金アセチリドもあるようです。 金銀銅アセチリドはすべて爆発性を持ちます。

反応の話を忘れていました。$\ce{R≡C-H}$のように末端に三重結合がある有機化合物は金銀銅とアセチリドをつくって沈殿してくれるので、末端の三重結合の有無を確認できます。これは構造決定の問題で普通に役に立ちます。

地理Bまとめ② - アフリカの農業

北部、地中海沿岸

ロッコ北部、アルジェリア北部

地中海性気候なのでオリーブ、柑橘類、小麦を栽培。

 

ロッコ南部は乾燥気候なので下の乾燥地域に当てはまる。

乾燥地域

遊牧やオアシス農業 → ナツメヤシ 

ナツメヤシを主食の一つとしている。

ナイル川沿い

かんがい農業で綿花の栽培などをしていて、ラクダ、ヤギ、ヒツジの放牧もしている。


エジプトではサトウキビの栽培も


ナイル川河口 → ナイルデルタ → 稲作

サハラ砂漠の下側、サヘル地帯

もろこし、ミレット(きび、あわ、ひえ)の自給的農業。落花生の栽培も盛ん。


セネガル:落花生


エチオピア:コーヒー豆(原産地)


熱帯地域

キャッサバ、ヤムいも、バナナの自給的農業。

ここのバナナはフルーツ用ではなくあくまで調理用。


ギニア沿岸:ヤムいも、キャッサバ


ガーナ、コートジボワール:カカオ豆(プランテーション農業)


コンゴ、ナイジェリア:油やし


東岸部でサイザル麻、内陸寄りに茶(特にケニア)を栽培。

 

ケニアの高地で茶や花卉を生産、花卉は飛行機で輸出。ケニアだけでなく旧イギリス領は茶の生産量ランキングに多くいる。

 

南アフリカ共和国

ケープタウン(西端)は地中海性気候Csだから果樹栽培をしている。
沿岸部ではサトウキビ栽培。

 

マダガスカル

南東から北西に向かって貿易風が吹き込むので島の東側はAfとなり、西側はBW。

東側で稲作が行われている。

ちなみにマダガスカル語はオーストロネシア語族に属する。

 

 

余談:少しだけだがアフリカでも牛肉は生産されている。