大学生の雑記

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人工生命を育てるシミュレーションゲーム『OpenPraparat』の魅力を紹介!


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【概要】

「OpenPraparat」は、PCで苔を育てる人さん
https://twitter.com/alife_praparat?s=21&t=3UYPD6NTmLw6wziAvETsOA
が開発した、人工生命をシミュレーションするゲームです。


初期状態は単細胞生物であり、単細胞たちは自身の遺伝子に従って行動します。

プレイヤーは突然変異を設定したり、環境設定を変更することができます。

新たな形状の生命を発見することを目指す、生命の生存戦略や特徴を研究する、複数種類の種を同時に繁栄させて種の有利不利を観察する、など多彩な楽しみ方があります。

突然変異により発生したカラフルな生物たち

【特徴】

「OpenPraparat」の最大の特徴は、非常に細かく設定されたシミュレーションであるというところです。

各細胞は遺伝子にしたがって、分裂、増殖、結合、切断の四つの動作を行います。

初期状態は単純な自己増殖を繰り返すだけの細胞なのですが、突然変異を導入することで遺伝子変化が発生し、複数の細胞が集まった多細胞生物になるなど進化を遂げていきます。

現時点では主に2つの安定した種へと進化することが判明しています。

ダンベル型の生物と網目状の多細胞生物です。

ダンベル型の生物
網目状生物(結合部分のみ表示)

ニコニコ動画にて解説動画も投稿されていますのでそちらもご覧ください。
www.nicovideo.jp
www.nicovideo.jp

このゲームにはダンベル型生物と網目状生物が標準搭載されています。そのため最初からこれらの生命を観察することができますし、そこから更に進化させることもできます。


加えて、重力の大きさや空気抵抗、全体のセル数、地形、得られるエネルギー効率などあらゆるパラメータを変更できるところも大きな特徴です。

環境パラメータを変更したり、シミュレーション時間を長くすることで更に進化した生命を発見できるかもしれません。

【プレイ感想】

人工生命たちの自己進化の過程が非常に興味深かったです。特に、突然変異が起こると予期せぬ形状の生命が誕生することがあり、その多様性に驚かされました。

先述した2種類の生命もそうですが、画像のような多足生物を例に挙げることができます。

この生命はエネルギー輸送効率が悪いためかあまり繁栄しないようです。

多足生物(画面左の中心が赤い生命)(設定により赤に着色)


また、自分が設定した環境条件によって、生命の進化が大きく左右されることも分かりました。

プレイヤー自身が生命の進化に深く関われる点がこのゲームの魅力だと感じます。

【その他】

pcスペックの目安

私が実装したpcのスペックを記載しておきます。このスペックで十分動作したので参考にしてください。
CPU: 11th Gen Intel(R) Core(TM) i5-1135G7 @ 2.40GHz 2.42 GHz
メモリ: 8GB
GPU intel iRIS xe

【実装方法】

こちらからインストールできます。
github.com
実装方法もリンク先に記載されています。


最後までご覧いただき誠にありがとうございます。