大学生の雑記

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浪人生の合格体験記: Eランから旧帝大合格まで


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2021年の浪人時代の話です。
浪人するに至った経緯と浪人中にしたことを書いていきます。


長いですが良ければ読んで下さい。




一度目の共通テスト受験前まで

現役時、私は当時の二次力には全く見合わないレベルの大学を志望していました。受験を楽観的にとらえていたこともあって、共通テストでボーダーを超えていれば出願しようと思っていました。もし共通テストの点数が模試の結果ほどであれば、その大学より下のレベルの大学に出願していて、浪人することもなかったと思います。

自己採点後

どういうわけか運良く(後のことを考えれば運悪く)8割もの点数を取ってしまったことで、当時の私は第一志望校に出願することにしました。8割取れてしまったこともあり当時の東進の担任と学校の担任はあまり何も言ってこず出願が決定しました。

私立の受験校は、一般で適当に行けそうな大学を一つ、共通テスト利用で東進の担任が受験を進めてきた大学を一つ受験することにしました。

一度目の前期へ

遅すぎますがここでようやく過去問演習を始めました。しかし実力に見合っていないので得意教科の化学でさえ半分もとれませんでした。その程度の出来だったことですぐに過去問演習をやらなくなり自宅で数学の問題ばかり解いていました。第一志望校のレベルに合わないものばかりをです。

私立に関しては過去問も解かずに受けました。対策なんかしなくても受かるだろうと高をくくっていたのです。

ほぼ全落ち

まず二月中旬に私立の結果が出て、一般は普通に落ちました。ここで初めてまずいと思いましたが、学費が高くあまり行く気がしなかったので何とか平静を保とうとしていました。共通テスト利用で出した私大は合格しました。

私立一般で落ちたのにもかかわらず勉強法を変えようともせずに迎えた前期。英語は思いのほかできたものの、数学では典型問題を落とし物化ともに半分しか解けずと散々な結果に終わりました。

中期も後期もまともに点を取れず、結果は共通テスト利用以外すべて不合格。勉強していないというのに前期合格発表前はかなり緊張していたのを覚えています。

浪人することを決意、河合塾に入塾

共通テスト利用で合格したところはFランとまではいえないが偏差値が低く、私立なので奨学金も借りなければいけない。そうなると無駄に借金だけを負ってしまう羽目になる。そう思いそれを避けるためだけに浪人を決意しました。決心したのが四月直前とぎりぎりで予備校選びに時間を費やすこともできなかったので、大手であり友人が現役時に通っていた河合塾に入塾することに決めました。

4月~夏期講習まで(基礎シリーズ)

4月5月

配られるテキストのレベルを計るテストがあったのですが、高校時代に受けた全統記述模試や共通テスト模試の結果だけでも決めてくれることを知り、面倒だったのもありテストを受けずに入塾しました。結果的にこの時の決定が大きなアドバンテージとなりました。

その結果、英語と化学はTテキストで他は*印のテキストとなりました。化学はともかく英語の模試の結果はそこまでいいものではなかったのでTテキストがもらえたことに驚いた記憶があります。

さて授業が始まったわけですが、この頃は復習は夏にまとめてやればいいやと思い予習しても復習していませんでした。
授業が終わればすぐ家に帰り予習だけをする日々。
休日も何の勉強もしてなかったです。

また国語はすべて切っていました。その時間は自習室でほかの授業の予習に専念していました。

5月らへんで一回目の全統記述がありました。時期が時期なのでかなり高い偏差値を出せています。特に化学は偏差値77という自身の最高記録を出すことができました。授業だけでこんなに偏差値が上がるんだと思っていましたね。これはおそらく基礎が全然なってなかったからだと思っています。何回も言いますが基礎固めは本当に重要です。

6月

ここらへんからテキスト復習をするようになります。理由は夏が近づいていたからです。(夏期講習の予復習をするために少しでもテキスト復習をやらないといけない)
自習では基本的にテキスト復習しかしていません。

先ほどの第1回の模試の結果も相まって、この調子なら志望校に行けるのでは、と落ちた時と比べ徐々に自信を取り戻していきました。
河合塾のテキストは復習すればするだけ伸びると強く実感しました。

夏期講習

ここで大きなミスをしてしまいました。夏期講習を取りすぎてしまったのです。1ターム1コマから2コマも取りました。取りすぎは本当に良くないです。さらに数学の最難関講座を取ってしまったのも無駄でした。担当講師によると全統記述の数学偏差値が最低でも65以上の人が対象らしく、私はぎりぎり超えているくらいだったのでかなり厳しい授業でした。

その結果夏期講習は消化不良になりがちになってしまいました。夏期講習は多くても1ターム(つまり1週間)に一回までとし、他の時間は講習や夏までの内容の復習をした方がいいと思います。

逆にとってよかったと思うのは化学の平衡の講座です。この復習を最優先できっちりと頑張ったおかげでかなり平衡の実力がつきました。

講習は消化不良となりましたが、その代わり基礎シリーズのテキスト復習は完璧に行いました。全部しっかり解いて2周くらいしたと思います。特に化学は授業で理解しきれない部分が多かったので重点的にやりました。

夏の終わりに第二回全統記述がありました。


結構頑張っていた英語が第一回と比べかなり下がってしまい総合偏差値も落ちてしまいました。それによりここからしばらくは英語に対する自信があまりありませんでした。

9月-12月(冬期講習まで)

完成シリーズになると8時ごろまで残って予習なり復習なりをするようになりました。休日も土曜は塾に行っていたと思います。日曜は…ゲームをしていました(笑)。

普通はこの時期から過去問をやり始めるべきなのですが、テキスト復習にかこつけて過去問をほとんどやろうとしなかったのです。

これはさすがにまずかったと思います。ただ私は前述したとおり英語の出来に自信がなかったため、英語の過去問のみ十年分ほどこなし時間配分に慣れました。今思えば英語をまじめにやったおかげで点差をつけることができ合格できたのではと思います。実際本番の英語で前年と比べ80点も高く取れていましたし。

第3回全統記述の偏差値も第1回とほとんど変わらず安定していました。

冬季講習

志望校対策講座を主にとり、共通テスト対策は地理だけ取りました。夏期講習での取りすぎを反省し十分に余裕のある受講をしたので予復習をきっちり行え理解も追いつきました。もちろん今までの復習などありきですけどね。

志望校対策講座の初見問題を解けるようになっていたため復習の力を改めて実感しました。

二度目の共通テスト

数学のめちゃくちゃな問題のせいで大きく失点し合計が7.5割ほどに落ち込んでしまいました。これはさすがに志望校を下げなければいけないのでは、と思っていたのですが、ボーダーもがっつり下がってくれたことで何とか志望校を変えずに済みました。

直前講習

志望校のテストゼミをとりあえず全部取りました。ここで高得点をしっかり取って波に乗ろう、そう思っていました。

しかし物理をはじめ他教科でも思ったほど良い点を取れず自信を失い始めてしまいました。これに加えて去年不合格したという事実もあり、絶対落ちるんだろうな、と思うようになってしまいました。ここにきて自信もやる気もほとんど無くなってしまったのです。

それでも予備校に行かないと親に何か言われるのでとりあえず予備校には行き、得意な化学だけをずっとしていました。

基礎的な問題には絶大な自信があったため私立に合格する自信はあり、私立前には二校とも過去問を一年分だけ解き臨みました。その私立のレベルはあまり高くないので難なく合格することができました。

前期二週間前ともなると、不安が最高潮に達し、落ちる落ちるとばかり考えるようになりました。そこで今度は入学後のことを考えて英語をやりはじめました。どうせ落ちるから私立に行って英語の資格でも取ってやろう、そう思いながら。

そうして迎えた前期試験。数学が思ったよりも上手く解け3完を達成。それにより急激に自信を取り戻し、続く理科もわからない問題をすぐに捨てることにより解ける問題をなんとか全て解け切れました。自信のない状態であればきっとドツボにはまっていたでしょう。数学の易化のおかげでうまくいきました。本番は良くも悪くも何があるかわかりません。英語はいつも手応えがないのでどのくらいできたのか体感ではよくわからず。こうして前期試験は終わりました。

出来が出来だけに何とも言えず、中期の勉強にも身が入らず(する気がそもそもありませんでした。滑り止めの私立に行けばいいかあとか思っていたので)中期試験の日を迎えました。

その後

中期用の対策はせず普通に試験問題を解き、その後の前期合格発表で無事合格。あっけなく終わったので合格した実感が全くありませんでした。こうして長い浪人生活が終わりました。

まとめ

私が浪人して成功できたのは、やはりテキスト復習を徹底したおかげだと思います。
特に河合塾に入塾するのであれば、テキスト復習さえ徹底してやりこめばある程度までなら必ず到達できます。その地力をもって応用力をつければさらに学力を上げることも容易でしょう。テキスト復習だけはあきらめずに何回でもやりましょう。