大学生の雑記

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【高校化学】二酸化窒素と水 温水・冷水での反応の違い

オストワルト法酸性雨の場合を例に挙げて説明します。

まずはオストワルト法

オストワルト法とはこのような3段階の反応式です。

\rm{4NH_{3} + 5O_{2} → 4NO + 6H_{2}O}
\rm{2NO + O_{2} → 2NO_{2}}
\rm{3NO_{2} + H_{2}O → 2HNO_{3} + NO}

この最後の反応式は二酸化窒素を水に溶かして硝酸を作ることを意味していますが、ここでは必ず温水を使わなければいけません。それはなぜでしょうか。


もし冷水を用いた場合、以下のような反応が起こり、硝酸と亜硝酸が生成します。
\rm{2NO_{2} + H_{2}O → HNO_{3} + HNO_{2}}

この亜硝酸は室温で分解し硝酸になります。
\rm{3HNO_{2} → HNO_{3} + 2NO + H_{2}O}

温水を用いなければ亜硝酸も一緒に生成してしまいますね。

亜硝酸が生成してしまうことで目当ての硝酸の生成量が減ってしまいます。なので温水が用いられます。


この考え方は酸性雨についての問題にも適用できます。

上空で雨に二酸化窒素が吸収されて酸性雨になる化学反応式を作れ、という問いが出題されたとします。

ふつうなら
\rm{3NO_{2} + H_{2}O → 2HNO_{3} + NO}
と書いてしまいそうです。

しかし先述した通り、上記の式は温水での話です。

上空の雨は冷たいですから、亜硝酸は分解しにくく残ってしまいます。ですので、
\rm{2NO_{2} + H_{2}O → HNO_{3} + HNO_{2}}
の式が正しいことになります。


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【英語】浪人生時代にしていた英単語の覚え方

浪人時代に、ノートに知らない単語を書き出してそれを覚える方式をとっていました。


このノートを写真のような書き方でつくります。

ノートのページ左端に英単語、その下に発音記号(必要ならば)、英単語の右のほうに単語の意味、を書き、次の英単語を2行空けて書いていきます。

単語の意味は気が済むまで書くこともありましたし、1つ2つだけを簡潔に記すだけの時もありました。

どの単語を追加するのかについてですが、基本は知らない単語に出会ったらそれを書き込んでいました。

それに加え好き勝手に調べて知らないものをどんどん書いていったりもしていました。

例えば「超難関大受験で特に重要な単語 200 語」というpdfファイルの単語みたいなものからです。
https://tofl.jp/books/img/juken.pdf

単語カードでも同様のことができます。

しかし単語カードは小さいので、手に持ってずっと繰り返していると手が疲れてきますし、書き込みや修正がやりにくいんですよね。

ですのでノートでやることをおすすめします。



どのように単語ノートを使っていたのか

電車の中などでノートを見ているとき、単語を覚えようと思わずにひたすら頭の中で発音込みで何度も繰り返し読んでいました。

もちろん家にいるときは声に出して発音しました。

普通単語帳を使うとき、覚えているかどうか確認することがあると思います。確認テストをするとか。

ですが私はそのようなことをせず反復だけをしました。それでも意外とどんどん覚えられるんですよ。




授業以外での英語の勉強は授業の復習を除けばこれくらいしかしていなかったのにもかかわらず、二次試験の英語の点数が2.6割→6.5割となんと二倍以上にもなったので、個人的にはこの英単語の暗記方法はかなり有効だったのかなと思います。当然授業の効果もあったでしょうけれど。